昇仙峡に咲いていたキバナコスモス

秋彼岸、山梨のパワースポット「昇仙峡」へ~亡き父を偲んで

秋分の日の前日、山梨のパワースポット「昇仙峡(しょうせんきょう)」へ行ってきました。
清流と水晶の秘境であるこの昇仙峡は、巨岩や奇石などが目の前にゴロゴロ転がっていて、いかにも仙人が住んでいそうな雰囲気の渓谷!

まさに仙人みたいな生涯を送った私の亡き父は、山梨の山と源流をとても愛していました。
秋分の日は、「亡き人を偲ぶお彼岸の中日」――ということで、私もこのタイミングでどうしてもこの地を訪れておきたかったのです。
 

秘境という言葉がぴったりの地

 
それにしても昇仙峡って、まさに秘境と呼ぶのにふさわしい雰囲気が満点ですね。
まるで水墨画の世界そのもの!

そういえば父も一時期、水墨画を描くのにハマっていたことがありました。
尺八とかも吹いてたし、本当に仙人みたいな人だったな~。もしかしたら過去世でもこの場所に住んでいたのかもしれませんね。
 

覚円鋒

御嶽昇仙峡「覚円鋒(かくえんぼう)」

 
昇仙峡は私にとっても思い出の地。
子供の頃、ここからそう遠くない場所に住んでいたので、父に何度か連れて来てもらったことがあります。
 

磁場?気圧?山のエネルギーに酔ってフラフラ

 
遊歩道の先にある滝に向かってテクテク道を歩き始めると、何だか足元がフラフラし始め、まるでめまいを起こしたみたいに場の空気に酔ってしまって歩くのが大変でした。

何だろう、これだけ岩石に囲まれている場所だから、何らかの磁場の影響でもあったのかな。それとも気圧の変化が激しかったのかな?
 

昇仙峡のゴツゴツの岩肌

美しい源流
 

遊歩道は比較的整備されているので「険しい山道」という感じではないですが、私のように運動不足な者にはけっこうハードな道程でした。途中まで車で行ってから仙娥滝を目指せるお散歩コースもあるので、体力が心配ならそちらから行ってみるのもいいかもしれませんね。

ちなみに私はこの翌日(つまり今日)、ひどい筋肉痛に悶絶することになりました(笑)
 

自然ってすごい!ゴロゴロ石に滝のマイナスイオン

 
昇仙峡はいわゆる秘境ですから、観光地というよりはどちらかと言えばあまり訪れる人のいない地味な場所ですが……だからこそ、今のコロナの状況を考えると、この静けさがちょうどいいのかなと思いました。
 

石門(いしもん)

石門(いしもん)

 
何より雄大な自然の中にいると日常のあれこれが些細なことに感じられますし、水の音や滝のしぶきに心が洗われて、とっても清々しい気持ちになれますよね。
 

仙娥滝(せんがたき)

仙娥滝(せんがたき)

 

水晶の街甲府、この地に生まれたことを誇りに思う

 
実はこの昇仙峡は「水晶発祥の地」と呼ばれ、昇仙峡の奥にある金桜神社(かなざくらじんじゃ)には、この地で発掘された水晶の「火の玉・水の玉」が御神宝とされているそうです。

父は生前、武田神社のすぐ近くに住み貴金属加工業を営んでいました。
山梨は元々宝飾産業が盛んな土地柄でしたが、それは水晶が採れることと水晶研磨の技術が発達していたことに由来するのでしょうね。私はそんな土地に生まれたことを誇りに思います。
 

手持ちの水晶クラスター

水晶ポイントとか、クラスターとか。

ドーナツ型のアメジストドーム

父からもらったドーナツ型のアメジストドーム。

 
それから前述の金桜神社には、甲斐の武将・武田勝頼が奉納したとされる能面が県有形文化財として残っているそうです。
父も生前は、能面師としてひたすら面を彫り続けていた人でした。あれやこれやが不思議と父の思い出と重なり、今回の昇仙峡ハイキングは私にとって本当に意義深いものとなりました。
 

父が作っていた能面

父が亡くなる直前まで作っていた能面。未完成のまま古びてしまいました。

 

昇仙峡観光協会のサイトはこちら!

 
昇仙峡を訪れる際には、こちらのサイトがとても役に立つと思いますよ!
「昇仙峡の歩き方」のモデルコース、それから途中トイレがある場所などの情報が載っています。
電波が届きにくいので、地図はぜひ事前にダウンロードしてから行かれることをおすすめします。
 

https://www.shosenkyo-kankoukyokai.com/

 
山梨のパワースポット「昇仙峡」へ、あなたもぜひ一度いらしてみてくださいね!

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